大雨と突風及び落雷に関する和歌山県気象情報 第4号
令和3年 8月14日06時56分 和歌山地方気象台発表

 和歌山県では、15日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。

  西日本付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、和歌山県では大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲の発達しやすい状態が続いています。また、和歌山県では降り始めからの降水量が300ミリを超える大雨となっている所があり、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。
  前線の活動は活発で、和歌山県では15日夕方にかけて大雨が続く見込みです。
  前線は、向こう一週間程度は西日本付近に停滞する見込みで、前線の位置や活動の程度によっては、16日頃も警報級の大雨となり、土砂災害や洪水害の危険度が高まる可能性があります。
  気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、最新のキキクル(危険度分布)で状況を確認してください。
 
 [雨の実況]
  降り始め(11日15時00分)から14日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   田辺市護摩壇山 376.5ミリ
     田辺市龍神 325.5ミリ
    田辺市栗栖川 233.5ミリ
    有田川町清水 204.0ミリ
        湯浅 200.0ミリ
 
 [雨の予想]
  和歌山県では、15日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
  14日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 40ミリ
  南部 40ミリ
  15日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 50ミリ
  南部 50ミリ
  14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 250ミリ
  南部 250ミリ
  その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 100から150ミリ
  南部 100から200ミリ
  その後も大雨が続き、総降水量がかなり多くなるおそれがあります。
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。 
  竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と突風及び落雷に関する和歌山県気象情報」は、14日16時頃に発表する予定です。