大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報 第17号
令和3年 8月14日05時43分 広島地方気象台発表

 広島県では、河川の増水や氾濫、土砂災害に厳重に警戒し、浸水害にも警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。

  西日本に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、中国地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
 
  広島県では、これまで降った雨により土砂災害の危険度が高まっており、土砂災害警戒情報を発表している市町があります。また江の川上流では氾濫が発生しています。引き続き15日にかけて激しい雨が降り、大雨となる見込みです。14日は河川の増水や氾濫に、15日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。浸水害にも警戒が必要です。
  竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
  前線は来週にかけて日本付近に停滞する見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日16時00分)から14日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     安芸高田市甲田 323.0ミリ
   広島市安佐北区三入 323.0ミリ
     北広島町都志見 315.0ミリ
      東広島市志和 309.0ミリ
    東広島市八本松町 302.0ミリ
  広島県では多くの地点で、8月の月降水量の平年値を上回り、2倍以上の降水量となった地点があります。
 
 <雨の予想>
 14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 40ミリ
  北部 40ミリ
 14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 200ミリ
  北部 200ミリ
 その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 50から100ミリ
  北部 50から100ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 
  この情報は「大雨に関する広島県気象情報」を引き継ぐものです。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報」は、14日12時頃に発表する予定です。