大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報 第5号
令和3年 8月13日17時26分 名古屋地方気象台発表
愛知県では、15日にかけて雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
[気象概況]
前線が、華中から西日本を通って東日本へのびており、15日にかけて本州付近に停滞する見込みです。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。
愛知県では、15日にかけて雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、総降水量が8月の月降水量の平年値を超える大雨となる所があるでしょう。
[雨の実況]
降り始め(11日22時00分)から13日17時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
名古屋市千種区 76.5ミリ
蒲郡市神ノ郷町 70.5ミリ
南知多町豊丘 63.0ミリ
田原市伊良湖 62.5ミリ
田原市高松町 61.0ミリ
豊橋市神野新田町 58.5ミリ
[雨の予想]
13日から14日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
東部 50ミリ
13日18時から14日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 150ミリ
東部 250ミリ
その後、14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 100から200ミリ
東部 100から200ミリ
その後も、前線が本州付近に停滞して大雨が続くため、災害の危険度の高い状態が長時間続く見込みです。
[防災事項]
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報」は、14日6時頃に発表する予定です。