大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報 第6号
令和3年 8月14日05時29分 津地方気象台発表
北中部では、15日昼前にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、三重県では、15日昼過ぎにかけて竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
[気象概況]
前線が、西日本から東日本に停滞しています。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。このため、三重県では、15日昼過ぎにかけて雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。
これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、15日にかけて大雨が続くため、災害の危険度の高い状態が長時間続く見込みです。また、雨雲が予想以上に発達した場合には、警報を発表していない地域でも、警報級の大雨となる可能性があります。
[雨の実況]
降り始め(12日2時00分)から14日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
いなべ市北勢 233.5ミリ
鳥羽 112.0ミリ
上野 110.5ミリ
南伊勢 99.5ミリ
伊勢市小俣 96.5ミリ
三重県では、降り始めからの総降水量が8月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
[雨の予想]
14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 40ミリ
南部 40ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 200ミリ
南部 120ミリ
その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 およそ50ミリ
南部 およそ50ミリ
[防災事項]
土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報」は、14日17時頃に発表する予定です。