大雨と落雷及び突風に関する佐賀県気象情報　第９号
令和３年　８月１３日１１時３５分　佐賀地方気象台発表

　佐賀県では、引き続き１５日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

　　対馬海峡付近に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。
　　佐賀県では、降り始めからの降水量が４００ミリを超える大雨となっており、８月の平年値を超えている所があります。これまでの大雨で広い範囲で土砂災害の危険度が非常に高くなっています。また、浸水害や洪水害の危険度も非常に高くなる見込みです。非常に激しい雨が降り続いた場合には、大雨特別警報発表の可能性もあります。
　　佐賀県では、引き続き１５日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
　　１６日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。
　
　＜雨の実況＞
　　降り始め（１１日６時００分）から１３日１１時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　　佐賀市駅前中央　４３２．０ミリ
　　　　　　　　鳥栖　４０６．５ミリ
　　　　　　　　嬉野　４０３．５ミリ
　　　　　　　　白石　３６３．０ミリ
　　　　　　佐賀空港　３５２．０ミリ
　
　＜雨の予想＞
　１３日から１４日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　南部　７０ミリ
　　北部　７０ミリ
　
　１３日１２時から１４日１２時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　南部　２５０ミリ
　　北部　２５０ミリ
　
　その後、１４日１２時から１５日１２時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　南部　２００から３００ミリ
　　北部　２００から３００ミリ
　
　＜満潮時刻＞
　大浦港　１３日１２時００分
　　　　　１４日００時２２分　１２時４２分
　
　＜防災事項＞
　　土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
　
　　今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
　　土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル（危険度分布）に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　
　　次の情報は、１３日１６時３０分頃に発表する予定です。