大雨に関する北陸地方気象情報　第７号
令和３年　８月１４日０４時５１分　新潟地方気象台発表

　北陸地方では、１５日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

　［要因］
　　前線が西日本から東日本に停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、北陸地方は大気の状態が不安定となっています。前線は１５日夜にはやや南下しますが、向こう１週間程度は本州付近に停滞し、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
　　
　［雨の実況］
　　降り始め（１２日２時００分）から１４日４時００分までの降水量（アメダスによる速報値）は、多い所で、
　　新潟県
　　　　　　糸魚川　１６５．０ミリ
　　　糸魚川市能生　１５８．５ミリ
　　　　上越市川谷　１３４．５ミリ
　　石川県
　　　　　宝達志水　２７３．０ミリ
　　　　　　かほく　１６９．０ミリ
　　　　　　　羽咋　１５８．５ミリ
　　富山県
　　　　　　　氷見　２６３．０ミリ
　　　　高岡市伏木　１７４．０ミリ
　　　　　　宇奈月　１３７．０ミリ
　　福井県
　　　　福井市美山　１０８．５ミリ
　　　　　　　勝山　１０７．０ミリ
　　　　越前市武生　１０４．０ミリ
　となっています。
　
　［雨の予想］
　　北陸地方では、１５日昼前にかけて雷を伴って１時間に３０ミリ以上の激しい雨が降り、局地的には１時間に５０ミリの非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
　　１４日６時から１５日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　新潟県　１５０ミリ
　　富山県　１８０ミリ
　　石川県　１８０ミリ
　　福井県　１６０ミリ
　その後、１５日６時から１６日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　新潟県　５０から１００ミリ
　　富山県　５０から１００ミリ
　　石川県　５０から１００ミリ
　　福井県　およそ５０ミリ
　の見込みです。
　　その後も前線は本州付近に停滞するため、前線の位置や活動の程度によっては北陸地方で警報級の大雨となり、総雨量が多くなるおそれがあります。
　
　［防災事項］
　　北陸地方では、１５日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。また、落雷や突風にも注意してください。
　
　［特記事項］
　　今後発表する土砂災害警戒情報、警報、注意報、気象情報等に留意してください。
　
　［情報の発表予定］
　　次の「大雨に関する北陸地方気象情報」は、１４日１６時頃に発表する予定です。