大雨に関する北陸地方気象情報 第6号
令和3年 8月13日15時58分 新潟地方気象台発表
北陸地方では、14日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、15日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
[要因]
前線が、西日本から東日本に停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方は大気の状態が不安定となっています。前線は、向こう1週間程度は本州付近に停滞する見込みで、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
[雨の実況]
降り始め(12日2時00分)から13日15時00分までの降水量(アメダスによる速報値)は、多い所で、
新潟県
糸魚川 132.0ミリ
糸魚川市能生 130.0ミリ
上越市高田 108.5ミリ
石川県
宝達志水 251.5ミリ
かほく 155.0ミリ
羽咋 132.0ミリ
富山県
氷見 236.5ミリ
高岡市伏木 154.5ミリ
朝日 100.0ミリ
福井県
越前市武生 74.5ミリ
福井市美山 69.0ミリ
勝山 61.0ミリ
となっています。
[雨の予想]
北陸地方では、15日にかけて大雨となり、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
13日18時から14日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
新潟県 120ミリ
富山県 200ミリ
石川県 180ミリ
福井県 180ミリ
その後、14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
新潟県 100から150ミリ
富山県 100から200ミリ
石川県 100から200ミリ
福井県 100から200ミリ
の見込みです。
その後も、前線は本州付近に停滞するため大雨が続き、総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
[防災事項]
北陸地方では、14日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、15日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。その後も前線の位置や活動の程度によっては、警報級の大雨が継続するおそれがあります。また、落雷や突風にも注意してください。
[特記事項]
今後発表する土砂災害警戒情報、警報、注意報、気象情報等に留意してください。
[情報の発表予定]
次の「大雨に関する北陸地方気象情報」は、14日5時頃に発表する予定です。