大雨と落雷及び突風に関する四国地方気象情報 第7号
令和3年 8月13日12時41分 高松地方気象台発表

 四国地方の太平洋側では、土砂災害警戒情報が発表されている市町村があります。土砂災害に厳重に警戒してください。

  前線が西日本付近に停滞しており、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、四国地方では大気の状態が非常に不安定となっています。前線は、向こう1週間程度は西日本付近に停滞して、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。
  降り続く大雨により地盤が緩み、土砂災害の危険度が高まっている所があります。四国地方の太平洋側では、土砂災害警戒情報が発表されている市町村があります。土砂災害に厳重に警戒してください。また、四国地方では、15日にかけて、土砂災害に警戒、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 
 [雨の実況]
  降り始め(11日8時00分)から13日12時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  愛媛県
      西予市宇和 175.0ミリ
      愛南町御荘 155.0ミリ
  高知県
      香美市繁藤 221.0ミリ
     馬路村魚梁瀬 206.5ミリ
  徳島県
      三好市京上 129.0ミリ
   那賀町木頭和無田 114.0ミリ
 
 [雨の予想]
  四国地方では、太平洋側を中心に局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
  13日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 40ミリ
  太平洋側 60ミリ
  14日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 30ミリ
  太平洋側 50ミリ
 
  13日12時から14日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 180ミリ
  太平洋側 250ミリ
 
  その後、14日12時から15日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 100から150ミリ
  太平洋側 200から300ミリ 
  その後も大雨が続き、総降水量が増えるおそれがあります。
  
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
  落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と落雷及び突風に関する四国地方気象情報」は、13日16時頃に発表する予定です。