大雨と雷及び降ひょうに関する栃木県気象情報 第1号
令和3年 8月12日11時40分 宇都宮地方気象台発表

 栃木県では、12日夕方から夜遅くにかけて局地的に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、12日昼過ぎから夜遅くにかけて落雷、突風、降ひょうにも注意してください。

 [気象状況と予想]
  西日本から伊豆諸島付近にのびる前線が、12日夜遅くにかけて関東甲信地方を北上する見込みです。栃木県では、前線に向かって暖かく湿った空気が入るため、12日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となる見込みです。
 
 [防災事項]
  栃木県では、12日夕方から夜遅くにかけて、局地的に1時間40ミリの激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。予想以上に発達した雨雲が停滞した場合には、警報級の大雨となるおそれもあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
  また、12日昼過ぎから夜遅くにかけて、落雷や突風に注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物の管理などにも注意してください。
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
  12日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部・南部 40ミリ
  12日12時から13日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部・南部 80ミリ
 の見込みです。
 
 [特記事項]
  令和3年2月13日の福島県沖の地震で揺れの大きかった高根沢町、那須町では、大雨警報・注意報および土砂災害警戒情報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報などに留意してください。
  また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
  次の「大雨と雷及び降ひょうに関する栃木県気象情報」は12日17時頃に発表する予定です。