大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第10号
令和3年 8月13日05時45分 福岡管区気象台発表

 福岡県では、8月の平年値の2倍を超える大雨となっている所があります。14日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  対馬海峡付近に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。
  福岡県では、降り始めからの降水量が8月の平年値の2倍を超える大雨となっている所があります。これまでの大雨により広い範囲で地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が非常に高くなっています。また、浸水害や洪水害の危険度も非常に高くなっている所があります。
  引き続き、14日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が断続的に降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  15日以降も、前線の影響で大雨となる見込みです。
 
 <雨の実況>
   降り始め(11日7時00分)から13日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        大牟田 525.0ミリ
      八女市黒木 381.0ミリ
    久留米市耳納山 362.5ミリ
         柳川 346.5ミリ
   久留米市津福本町 326.0ミリ
 
 <雨の予想>
 13日から14日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  50ミリ
  北九州地方 50ミリ
  筑豊地方  50ミリ
  筑後地方  70ミリ
 
 13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200ミリ
  北九州地方 200ミリ
  筑豊地方  200ミリ
  筑後地方  300ミリ
 
 その後、14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200から300ミリ
  北九州地方 200から300ミリ
  筑豊地方  200から300ミリ
  筑後地方  200から300ミリ
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
 次の情報は、13日11時30分頃に発表する予定です。