大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第8号
令和3年 8月12日16時22分 福岡管区気象台発表(訂正)

 福岡県では、14日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  対馬海峡付近に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。
  福岡県では、筑後地方を中心に線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が続いています。福岡県では、降り始めからの降水量が8月の平年値を超えている所があり、広い範囲で土砂災害の危険度が非常に高くなっています。
  福岡県では、12日夜のはじめ頃から14日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  15日以降も、前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日7時00分)から12日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
       大牟田 302.0ミリ※
     八女市黒木 267.5ミリ※
   久留米市耳納山 234.0ミリ※
   福岡市早良脇山 229.5ミリ
        柳川 220.5ミリ※
 ※は8月平年値を超えた観測点
 
 <雨の予想>
 12日から13日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  50ミリ
  北九州地方 50ミリ
  筑豊地方  50ミリ
  筑後地方  70ミリ
 
 12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200ミリ
  北九州地方 200ミリ
  筑豊地方  200ミリ
  筑後地方  250ミリ
 
 その後、13日18時から14日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200から300ミリ
  北九州地方 200から300ミリ
  筑豊地方  200から300ミリ
  筑後地方  200から300ミリ
 その後もさらに降水量が増える見込みです。
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
 次の情報は、13日6時頃に発表する予定です。
 
 訂正箇所:本文「13日の夜のはじめ頃」を「12日夜のはじめ頃」に訂正しました。