大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第6号
令和3年 8月12日10時59分 福岡管区気象台発表

 福岡県では、14日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  対馬海峡付近に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。福岡県では、これまでの大雨により広い範囲で土砂災害の危険度が非常に高くなっています。福岡県では、引き続き14日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  15日以降も、前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日7時00分)から12日10時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   福岡市早良脇山 215.5ミリ
       大牟田 183.5ミリ
   久留米市耳納山 171.5ミリ
     八女市黒木 152.0ミリ
        柳川 150.0ミリ
 
 <雨の予想>
 12日から13日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  50ミリ
  北九州地方 50ミリ
  筑豊地方  50ミリ
  筑後地方  50ミリ
 
 12日12時から13日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  180ミリ
  北九州地方 180ミリ
  筑豊地方  180ミリ
  筑後地方  180ミリ
 
 その後、13日12時から14日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200から300ミリ
  北九州地方 200から300ミリ
  筑豊地方  200から300ミリ
  筑後地方  200から300ミリ
 その後もさらに降水量が増える見込みです。
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、12日16時30分頃に発表する予定です。