大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 第11号
令和3年 8月13日05時56分 熊本地方気象台発表

 熊本県では、記録的な大雨となっている所があります。引き続き14日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  九州北部付近に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、前線の活動が活発となっています。
  熊本県では、降り始めからの降水量が8月の平年値の2倍を超える記録的な大雨となっている所があります。これまでの大雨により地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。また、増水している河川があります。
  熊本県では、引き続き14日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  15日以降も、前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日3時00分)から13日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
      山鹿市鹿北 469.0ミリ
      天草市本渡 461.0ミリ
      玉名市岱明 385.0ミリ
   熊本市中央区京町 372.5ミリ
      天草市牛深 348.0ミリ
 
 <雨の予想>
 13日から14日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    70ミリ
  阿蘇地方    70ミリ
  天草・芦北地方 70ミリ
  球磨地方    50ミリ
 
 13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    300ミリ
  阿蘇地方    300ミリ
  天草・芦北地方 300ミリ
  球磨地方    250ミリ
 
 その後、14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    200から300ミリ
  阿蘇地方    200から300ミリ
  天草・芦北地方 200から300ミリ
  球磨地方    200から300ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、13日11時30分頃に発表する予定です。