大雨に関する北陸地方気象情報 第5号
令和3年 8月13日05時14分 新潟地方気象台発表

 北陸地方では、14日にかけて大雨となり、その後も大雨が続くおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

 [要因]
  前線が、対馬海峡付近から東日本を通って日本の東へのびており、15日にかけて、本州付近に停滞する見込みです。その後も来週にかけて、前線は本州付近に停滞するでしょう。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。
 
 [雨の実況]
  降り始め(12日2時00分)から13日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)は、多い所で、
  新潟県
   糸魚川市能生  85.0ミリ
      糸魚川  76.5ミリ
    上越市川谷  75.5ミリ
  石川県
     宝達志水 194.0ミリ
      かほく 105.0ミリ
       志賀  86.0ミリ
  富山県
       氷見 159.5ミリ
    高岡市伏木  73.0ミリ
    上市町東種  62.5ミリ
  福井県
       小浜  42.5ミリ
       敦賀  27.5ミリ
      おおい  27.5ミリ
 となっています。
 
 [雨の予想]
  北陸地方では、15日にかけて大雨となり、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
  13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  新潟県 120ミリ
  富山県 200ミリ
  石川県 180ミリ
  福井県 180ミリ
  その後、14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  新潟県 100から150ミリ
  富山県 100から200ミリ
  石川県 100から200ミリ
  福井県 100から200ミリ
 の見込みです。
  その後も、前線は本州付近に停滞するため大雨が続き、総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
 
 [防災事項]
  北陸地方では、13日は土砂災害に厳重に警戒してください。また、14日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。その後も警報級の大雨が継続するおそれがあります。また、落雷や突風にも注意してください。
 
 [特記事項]
  今後発表する土砂災害警戒情報、警報、注意報、気象情報等に留意してください。
 
 [情報の発表予定]
  次の「大雨に関する北陸地方気象情報」は、13日16時頃に発表する予定です。