大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
令和3年 8月12日05時05分 気象庁発表

 13日にかけて九州を中心に非常に激しい雨が降り、西日本から北日本の広い範囲で大雨となる所があるでしょう。14日以降も雨量がさらに増えるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。

 [気圧配置など]
  前線が華中から西日本にのびています。前線は次第に北上し、13日には西日本日本海側から北日本付近へのびる見込みです。その後も来週にかけて、前線は本州付近に停滞するでしょう。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となって、13日にかけて前線の活動が活発な状態が続く見込みです。
  
 [防災事項]
  九州では雷を伴った激しい雨の降っている所があり、これまでの雨で土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。
  13日にかけて九州を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、西日本から北日本の広い範囲で大雨となる所があるでしょう。
  13日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方        300ミリ
   九州南部          250ミリ
   四国地方          200ミリ
   近畿地方          180ミリ
   中国地方、東海地方     120ミリ
   関東甲信地方、東北地方   100ミリ
  その後、14日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方、九州南部、四国地方、近畿地方、東海地方、
   関東甲信地方        200から300ミリ
   中国地方、北陸地方     100から200ミリ
   東北地方          100から150ミリ
 の見込みです。
  土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。
  竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
  14日以降も前線は本州付近に停滞するため、西日本から北日本の広い範囲で雨量がさらに増えるおそれがあります。
 
 [補足事項]
  今後、地元気象台の発表する警報、注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は12日17時頃に発表する予定です。