大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報 第1号
令和3年 8月11日16時38分 岐阜地方気象台発表

 岐阜県では、12日から14日にかけて、前線の影響により大雨となる所がある見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。

 [気象概況]
  前線が華中から九州を通って四国の南へのびており、12日にかけて西日本から東日本を北上する見込みです。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、岐阜県では12日昼前から夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。これまでの雨により地盤の緩んでいる所があります。雨の降り方によっては土砂災害の危険度が高まる見込みです。その後、14日にかけて前線が停滞するため、前線の位置や活動の程度によっては警報級の大雨が続くおそれがあります。
 
 [雨の予想]
 12日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 40ミリ
  飛騨地方 40ミリ
 11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 80ミリ
  飛騨地方 80ミリ
 その後、12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 100から200ミリ
  飛騨地方 100から200ミリ
 その後も、14日にかけて総降水量が増える見込みです。
 
 [防災事項]
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらのキキクル(危険度分布)を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報」は、12日6時頃に発表する予定です。