大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第4号
令和3年 8月11日16時29分 福岡管区気象台発表

 福岡県では、13日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  東シナ海から九州付近にのびる前線が北上しており、11日夜から13日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
  このため、福岡県では13日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
  14日以降も前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日7時00分)から11日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        大牟田 100.5ミリ
         柳川  82.5ミリ
   久留米市津福本町  81.5ミリ
      八女市黒木  80.0ミリ
    福岡市早良脇山  79.0ミリ
 
 <雨の予想>
 11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  40ミリ
  北九州地方 30ミリ
  筑豊地方  40ミリ
  筑後地方  50ミリ
 
 11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  150ミリ
  北九州地方 120ミリ
  筑豊地方  150ミリ
  筑後地方  180ミリ
 
 その後、12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200から300ミリ
  北九州地方 200から300ミリ
  筑豊地方  200から300ミリ
  筑後地方  200から300ミリ
 その後もさらに降水量が増える見込みです。
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、12日6時頃に発表する予定です。