大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報 第4号
令和3年 8月12日05時48分 長崎地方気象台発表

 長崎県では、13日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

  対馬海峡付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となる見込みです。
  このため、長崎県では引き続き13日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
  14日以降も前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
 
 <雨の実況>
  降り始め(11日3時00分)から12日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     長崎市長浦岳 201.0ミリ
    佐世保市干尽町 171.5ミリ
         島原 165.5ミリ
   新上五島町有川郷 147.0ミリ
        雲仙岳 141.0ミリ
 
 <雨の予想>
 12日から13日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部    60ミリ
  北部    60ミリ
  壱岐・対馬 50ミリ
  五島    40ミリ
 
 12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部    250ミリ
  北部    250ミリ
  壱岐・対馬 150ミリ
  五島    180ミリ
 
 その後、13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部    200から300ミリ
  北部    200から300ミリ
  壱岐・対馬 200から300ミリ
  五島    100から200ミリ
 
 その後もさらに降水量が増える見込みです。
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、12日16時30分頃に発表する予定です。