大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報 第3号
令和3年 8月11日16時33分 長崎地方気象台発表
長崎県では、13日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
東シナ海から九州付近にのびる前線が北上しており、11日夜から13日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
このため、長崎県では引き続き13日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
14日以降も前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
<雨の実況>
降り始め(11日3時00分)から11日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
佐世保市干尽町 116.0ミリ
島原 110.0ミリ
新上五島町有川郷 102.5ミリ
<雨の予想>
11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 60ミリ
北部 60ミリ
壱岐・対馬 40ミリ
五島 60ミリ
11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 200ミリ
北部 200ミリ
壱岐・対馬 150ミリ
五島 180ミリ
その後、12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 200から300ミリ
北部 200から300ミリ
壱岐・対馬 100から200ミリ
五島 200から300ミリ
その後もさらに降水量が増える見込みです。
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒してください。
低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、12日6時頃に発表する予定です。