大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第1号
令和3年 8月12日06時32分 気象庁発表
関東甲信地方では、13日にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象状況と予想]
前線が、華中から西日本にのびています。前線は、12日は関東甲信地方を北上し、13日には西日本日本海側から北日本付近へのびる見込みです。関東甲信地方では、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
関東甲信地方では、13日にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。雨雲が現在の予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性もあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[雨の予想]
13日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 25ミリ
甲信地方 40ミリ
伊豆諸島 30ミリ
12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 70ミリ
関東地方南部 70ミリ
甲信地方 100ミリ
伊豆諸島 60ミリ
その後、13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 50から100ミリ
関東地方南部 およそ50ミリ
甲信地方 200から300ミリ
伊豆諸島 およそ50ミリ
です。
14日以降も前線は本州付近に停滞するため、長野県を中心に雨量がさらに増えるおそれがあります。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、12日16時頃に発表する予定です。