大雨に関する北陸地方気象情報 第2号
令和3年 8月12日05時30分 新潟地方気象台発表

 北陸地方では、12日夜から13日にかけて大雨となり、その後も大雨が続くおそれがあります。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

 [要因]
  前線が華中から西日本にのびています。前線は次第に北上し、13日には西日本日本海側から北日本付近へのびる見込みです。その後も来週にかけて、前線は本州付近に停滞するでしょう。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となって、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。
 
 [雨の予想]
  北陸地方では12日昼前から13日にかけて、1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。
  12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   新潟県 60ミリ
   富山県 60ミリ
   石川県 60ミリ
   福井県 80ミリ
  その後、13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   新潟県 100から150ミリ
   富山県 100から200ミリ
   石川県 100から200ミリ
   福井県 100から200ミリ
 の見込みです。
  その後も、前線は本州付近に停滞するため大雨が続き、総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
 
 [防災事項]
  北陸地方では、これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があります。12日夜から13日にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。その後も警報級の大雨が継続するおそれがあります。
  また、落雷や突風にも注意してください。
 
 [特記事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報等に留意してください。
 
 [情報の発表予定]
  次の「大雨に関する北陸地方気象情報」は、12日16時頃に発表する予定です。