大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第3号
令和3年 8月11日15時53分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、13日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  東シナ海から九州付近にのびる前線が北上しており、11日夜から13日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
  このため、九州北部地方では引き続き13日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
  14日以降も前線の影響で大雨となりやすい状態が続く見込みです。
 
 <雨の予想>
 11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 30ミリ
  福岡県 50ミリ
  佐賀県 50ミリ
  長崎県 60ミリ
  大分県 50ミリ
  熊本県 60ミリ
 
 11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 80ミリ
  福岡県 180ミリ
  佐賀県 180ミリ
  長崎県 200ミリ
  大分県 200ミリ
  熊本県 200ミリ
 
 その後、12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 100から200ミリ
  福岡県 200から300ミリ
  佐賀県 200から300ミリ
  長崎県 200から300ミリ
  大分県 200から300ミリ
  熊本県 200から300ミリ
 その後もさらに降水量が増える見込みです。
 
 <防災事項> 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、12日5時30分頃に発表する予定です。