大雨と暴風及び高波に関する東北地方気象情報 第4号
令和3年 8月10日16時27分 仙台管区気象台発表

 東北地方では大雨の峠は越えましたが、東北北部を中心に、これまでの雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。10日夜遅くにかけて、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、東北太平洋側では、高波に警戒し、強い風に注意・警戒してください。

 【気象状況】
 前線を伴った低気圧が三陸沖にあって、東北東へ進んでおり、東北地方での大雨の峠は越えました。
 
 【予想と防災事項】
 <風と波、高潮の予想>
 東北地方では、西または北よりの風が強く、東北太平洋側の海上では大しけとなる見込み。低気圧の動向によっては、警報級の風となる可能性がある。また、高潮のおそれもある。
 
 10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東北日本海側 海上 18メートル(30メートル)
  東北日本海側 陸上 15メートル(30メートル)
  東北太平洋側 海上 18メートル(30メートル)
  東北太平洋側 陸上 15メートル(30メートル)
 
 10日に予想される波の高さ
  東北日本海側 4メートル
  東北太平洋側 6メートル
 
 10日から11日にかけて予想される最高潮位
  東北日本海側 標高 0.9メートル
  東北太平洋側 標高 0.9メートル
 
 <防災事項>
 東北地方では、東北北部を中心に、これまでの雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。10日夜遅くにかけて、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。東北太平洋側では、10日夜遅くにかけて高波による船舶や沿岸施設等への被害に警戒してください。警報級の風となる可能性もありますので、強い風にも注意・警戒してください。また、高潮に注意してください。
 
 【補足事項】
 「大雨と暴風及び高波に関する東北地方気象情報」は本号限りとしますが、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。