大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第24号
令和3年 7月10日16時43分 気象庁発表
鹿児島県、宮崎県、熊本県の大雨特別警報は大雨警報に切り替えましたが、引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
[気圧配置など]
梅雨前線が、対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、日本の上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込むため、西日本から東日本を中心に11日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。大気の不安定な状態は12日も続く見込みです。
[防災事項]
<大雨>
鹿児島県、宮崎県、熊本県の大雨特別警報は大雨警報に切り替えましたが、引き続き、土砂災害の危険度の非常に高い所があります。
また、西日本から東日本を中心に、11日にかけて大気の状態が非常に不安定で、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
11日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州北部地方、関東甲信地方 100ミリ
九州南部、中国地方、近畿地方、東海地方、北陸地方
80ミリ
東北地方 60ミリ
その後、12日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
中国地方、近畿地方、東海地方、北陸地方、関東甲信地方、東北地方
50から100ミリ
九州南部、九州北部地方 およそ50ミリ
の見込みです。
九州北部地方や九州南部では土砂災害に厳重に警戒し、西日本から東北地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
<雷・突風>
西日本から東日本では、11日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[補足事項等]
地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は11日5時頃に発表する予定です。