大雨と落雷及び突風に関する宮崎県気象情報 第6号
令和3年 7月10日12時01分 宮崎地方気象台発表

 大雨は峠を越え、えびの市の大雨特別警報は大雨警報に切り替えました。これまでの記録的な大雨により、土砂災害や浸水害の危険度が高い状態が続いています。10日昼過ぎまで低い土地の浸水に、10日夕方まで土砂災害に警戒してください。

  えびの市では、11時45分に大雨特別警報を大雨警報へ切り替えました。
  対馬海峡付近にある梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
  このため、南部山沿いでは、10日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(9日22時00分)から10日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   えびの市加久藤 296.5ミリ
   えびの市えびの 287.0ミリ
    小林市南西方 244.0ミリ
     小林市野尻 127.5ミリ
  
 <雨の予想>
 10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部平野部 30ミリ
  北部平野部 20ミリ
  南部山沿い 40ミリ
  北部山沿い 20ミリ
 10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部平野部 50ミリ
  北部平野部 50ミリ
  南部山沿い 80ミリ
  北部山沿い 50ミリ
 
 <防災事項>
  警戒事項:土砂災害、低い土地の浸水
  注意事項:河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。また、土砂災害や浸水害、洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)で最新の情報を確認してください。
 
  次の情報は、10日16時30分頃発表する予定です。