大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第14号
令和3年 7月10日16時10分 福岡管区気象台発表

 熊本県では、土砂災害に厳重に警戒してください。九州北部地方では落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  梅雨前線が、対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方の上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となっています。
  このため、九州北部地方では、11日未明から昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降り大雨となるでしょう。
  熊本県ではこれまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。
  また、九州北部地方では、11日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(7日0時00分)から10日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  熊本県
   阿蘇市阿蘇乙姫 262.5ミリ
 
 <雨の予想>
 10日から11日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
  熊本県 30ミリ
 
 10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  熊本県 100ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  河川の増水、低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、11日5時30分頃に発表する予定です