大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第19号
令和3年 7月 9日16時40分 気象庁発表
西日本や東日本を中心に、11日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気圧配置など]
梅雨前線が、対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、11日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。また、10日は日本海の低気圧が東北地方へ接近する見込みです。
[防災事項]
<大雨>
西日本と東日本では、雷を伴って激しい雨の降っている所があります。11日にかけて、西日本や東日本を中心に非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。今後、強い雨域のかかる地域では、土砂災害や河川の増水・氾濫の危険性が急激に高まるおそれがあります。
10日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州北部地方 200ミリ
九州南部 100ミリ
東北地方、東海地方、北陸地方、近畿地方、中国地方
80ミリ
関東甲信地方 60ミリ
その後、11日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
関東甲信地方、東海地方、北陸地方、近畿地方、中国地方、九州北部地方
50から100ミリ
の見込みです。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
<雷・突風>
西日本と東日本では、11日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[補足事項等]
今後、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、10日5時頃に発表する予定です。