大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報 第14号
令和3年 7月10日05時52分 広島地方気象台発表
広島県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、11日昼前まで土砂災害に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。
梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本の上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込むため、中国地方は11日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため広島県では、11日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が断続的に降る見込みです。雨雲が現在の予想以上に発達した場合は警報級の大雨となる可能性があります。
広島県では降り始めからの総雨量が250ミリに達した所があります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、11日昼前にかけて土砂災害に十分注意してください。
また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
<雨の実況>
降り始め(4日22時00分)から10日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
廿日市津田 288.5ミリ
広島市中区 274.0ミリ
東広島市八本松町 257.0ミリ
竹原 251.0ミリ
北広島町八幡 237.0ミリ
<雨の予想>
10日から11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 30ミリ
北部 30ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 100ミリ
北部 100ミリ
その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 50から100ミリ
北部 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害、竜巻などの激しい突風、落雷
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。