大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報 第23号
令和3年 7月 9日22時47分 松江地方気象台発表

 島根県ではこれまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、11日にかけて土砂災害に十分注意してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷にも注意が必要です。

  梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。引き続き前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態が続くため、東部と西部では10日昼過ぎから夕方まで、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 
  島根県では、降り始めからの総降水量が300ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、島根県では11日にかけて土砂災害に十分注意してください。
 
  島根県では大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日16時00分)から9日22時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   松江市西津田 334.5ミリ
     出雲空港 317.5ミリ
    松江市鹿島 287.0ミリ
    飯南町赤名 265.5ミリ
    安来市伯太 251.0ミリ
 
 <雨の予想>
 10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 30ミリ
  西部 30ミリ
  隠岐 20ミリ
 10日0時から11日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 80ミリ
  西部 80ミリ
  隠岐 50ミリ
 その後、11日0時から12日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 50から100ミリ
  西部 50から100ミリ
  隠岐 およそ50ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報」は、10日6時頃に発表する予定です。