大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報 第22号
令和3年 7月 9日16時48分 松江地方気象台発表

 東部ではこれまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、9日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。

  梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。引き続き前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態が続くため、東部と西部では10日昼過ぎから夕方まで、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 
  島根県では、降り始めからの総降水量が300ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害の危険度が高まっています。東部では9日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。また、浸水害や河川の増水にも注意が必要です。
 
  島根県では大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、島根県では11日にかけて大雨となるおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日16時00分)から9日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   松江市西津田 334.0ミリ
     出雲空港 317.5ミリ
    松江市鹿島 287.0ミリ
    飯南町赤名 258.5ミリ
    安来市伯太 247.5ミリ
 
 <雨の予想>
 9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 20ミリ
  西部 20ミリ
  隠岐 15ミリ
 10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 30ミリ
  西部 30ミリ
  隠岐 20ミリ
 9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 80ミリ
  西部 80ミリ
  隠岐 50ミリ
 その後、10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 50から100ミリ
  西部 50から100ミリ
  隠岐 およそ50ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、浸水害、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報」は、10日0時頃に発表する予定です。