大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報 第21号
令和3年 7月 9日11時36分 松江地方気象台発表

 東部と西部ではこれまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、9日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。

  梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。引き続き前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態が続くため、隠岐では9日昼前まで、東部と西部では9日夕方まで、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 
  島根県では、降り始めからの総降水量が300ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害の危険度が高まっています。東部と西部では9日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。また、浸水害や河川の増水にも注意が必要です。
 
  島根県では大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、島根県では11日にかけて大雨となるおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日16時00分)から9日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   松江市西津田 328.5ミリ
     出雲空港 313.0ミリ
    松江市鹿島 277.5ミリ
    飯南町赤名 257.0ミリ
    安来市伯太 247.0ミリ
 
 <雨の予想>
 9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 40ミリ
  西部 40ミリ
  隠岐 40ミリ
 10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 25ミリ
  西部 25ミリ
  隠岐 10ミリ
 9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 100ミリ
  西部 100ミリ
  隠岐 50ミリ
 その後、10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 50から100ミリ
  西部 50から100ミリ
  隠岐 およそ50ミリ
 
 その後も降水量は増える見込みです。
 
 <防災事項>
  土砂災害、浸水害、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報」は、9日17時頃に発表する予定です。