大雨と突風及び落雷に関する鳥取県気象情報 第14号
令和3年 7月10日05時39分 鳥取地方気象台発表
鳥取県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、10日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。
梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本の上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込むため、11日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、鳥取県では局地的に雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。
鳥取県では、降り始めからの総降水量が400ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、10日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。
また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
<雨の実況>
降り始め(4日18時00分)から10日05時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
鳥取市鹿野 485.5ミリ
倉吉市大塚 439.0ミリ
大山町大山 427.0ミリ
大山町塩津 382.0ミリ
鳥取市青谷 376.0ミリ
<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 30ミリ
中・西部 30ミリ
11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 30ミリ
中・西部 30ミリ
10日06時から11日06時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 80ミリ
中・西部 80ミリ
その後、11日06時から12日06時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 50から100ミリ
中・西部 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害、竜巻などの激しい突風、落雷
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する鳥取県気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。