大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 第8号
令和3年 7月10日05時50分 熊本地方気象台発表
熊本県では、10日昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。
梅雨前線が対馬海峡から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方の上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や、河川の増水している所がありますので、強い雨域のかかる地域では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(7日0時00分)から10日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
阿蘇市阿蘇乙姫 246.5ミリ
球磨村一勝地 132.0ミリ
八代市平山新町 124.0ミリ
南阿蘇村久木野 120.5ミリ
山都町原 118.0ミリ
<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 70ミリ
阿蘇地方 70ミリ
天草・芦北地方 70ミリ
球磨地方 70ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 200ミリ
阿蘇地方 180ミリ
天草・芦北地方 200ミリ
球磨地方 200ミリ
その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 50から100ミリ
阿蘇地方 50から100ミリ
天草・芦北地方 50から100ミリ
球磨地方 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、10日16時30分頃に発表する予定です。