大雨と落雷及び突風に関する大分県気象情報 第5号
令和3年 7月 9日16時28分 大分地方気象台発表

 大分県では、10日朝から昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨の降る所があり、大雨となるおそれがあります。西部と北部では、土砂災害に警戒してください。

  梅雨前線が対馬海峡付近から本州にのびておりほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  このため、大分県では、10日朝から昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨の降る所があり、大雨となるおそれがあります。西部と北部では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に警戒が必要です。
  その後も、11日にかけて前線の活動の程度によっては大雨となる可能性があります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(7日0時00分)から9日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   日田市椿ヶ鼻 137.0ミリ
   中津市耶馬渓  98.0ミリ
       玖珠  96.5ミリ
 
 <雨の予想>
 10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 20ミリ
  北部 20ミリ
  西部 30ミリ
  南部 20ミリ
 
 9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 80ミリ
  北部 80ミリ
  西部 120ミリ
  南部 80ミリ
 
 その後、10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 およそ50ミリ
  北部 およそ50ミリ
  西部 50から100ミリ
  南部 およそ50ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、10日6時頃に発表する予定です。