大雨と突風に関する九州南部・奄美地方気象情報 第2号
令和3年 7月10日03時08分 鹿児島地方気象台発表
九州南部では、10日夕方まで土砂災害に、10日明け方まで低い土地の浸水に厳重に警戒し、10日明け方まで河川の増水や氾濫に警戒してさい。また、11日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
対馬海峡付近にある梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、九州南部では10日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
また、11日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(9日22時00分)から10日3時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
宮崎県
えびの市えびの 197.5ミリ
小林市南西方 125.0ミリ
降り始め(9日5時00分)から10日3時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
鹿児島県(奄美地方除く)
さつま町柏原 222.5ミリ
さつま町紫尾山 197.0ミリ
薩摩川内市八重山 169.5ミリ
<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
宮崎県 70ミリ
鹿児島県(奄美地方除く) 60ミリ
10日0時から11日0時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
宮崎県 150ミリ
鹿児島県(奄美地方除く) 150ミリ
<防災事項>
厳重警戒:土砂災害、低い土地の浸水
警戒事項:河川の増水や氾濫
注意事項:落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)で最新の情報を確認してください。
次の地方気象情報は、10日05時頃に発表する予定です。