大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第9号
令和3年 7月 9日10時55分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、10日にかけて大雨となるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  朝鮮半島にある梅雨前線が対馬海峡を南下し、11日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっています。
  このため、九州北部地方では、10日にかけて断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。
  また、11日も前線の活動の程度によっては大雨となる可能性があります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(7日0時00分)から9日10時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  山口県
    岩国市羅漢山 285.0ミリ
  福岡県
    添田町英彦山  97.5ミリ
  佐賀県
        鳥栖  73.5ミリ
  大分県
    日田市椿ヶ鼻 125.0ミリ
  長崎県
       雲仙岳 102.0ミリ
  熊本県
   阿蘇市阿蘇乙姫 165.5ミリ
 
 <雨の予想>
 9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 30ミリ
  福岡県 50ミリ
  佐賀県 50ミリ
  長崎県 70ミリ
  大分県 50ミリ
  熊本県 70ミリ
 
 9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 120ミリ
  福岡県 150ミリ
  佐賀県 180ミリ
  長崎県 200ミリ
  大分県 150ミリ
  熊本県 200ミリ
 
 その後、10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 50から100ミリ
  福岡県 50から100ミリ
  佐賀県 50から100ミリ
  長崎県 50から100ミリ
  大分県 50から100ミリ
  熊本県 50から100ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、9日16時頃に発表する予定です。