大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報 第11号
令和3年 7月 9日05時32分 広島地方気象台発表

 広島県では、9日夕方まで土砂災害に警戒してください。また、浸水害、河川の増水に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。

  梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  このため広島県では、10日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が断続的に降る見込みです。
  広島県では降り始めからの総降水量が200ミリに達した所があります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、9日夕方まで土砂災害に警戒してください。浸水害、河川の増水に十分注意してください。
  また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  梅雨前線が本州付近に停滞するため、広島県では11日にかけて大雨となるおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日22時00分)から9日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
      廿日市津田 240.0ミリ
      広島市中区 232.5ミリ
     北広島町八幡 220.0ミリ
   東広島市八本松町 214.0ミリ
         竹原 209.5ミリ
 
 <雨の予想>
 9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 40ミリ
  北部 40ミリ
 10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 30ミリ
  北部 30ミリ
 9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 100ミリ
  北部 100ミリ
 その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 50から100ミリ
  北部 50から100ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、浸水害、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する広島県気象情報」は、9日12時頃に発表する予定です。