大雨に関する広島県気象情報 第8号
令和3年 7月 8日11時22分 広島地方気象台発表

 広島県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、8日夜遅くまで土砂災害に、8日昼過ぎまで浸水害に、8日夕方まで河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  梅雨前線が朝鮮半島から本州を通って日本の東へのびています。前線上の日本海西部には低気圧があり、日本海を東北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、大気の不安定な状態が続くでしょう。
  このため広島県には発達した雨雲があり、8日夕方まで局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 
  広島県では、降り始めからの総降水量が200ミリに達した所があります。
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、広島県では8日夜遅くまで土砂災害に、8日昼過ぎまで浸水害に、8日夕方まで河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
  その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、広島県では10日頃にかけて大雨となるおそれがあります。
 
 <雨の実況> 
  降り始め(4日22時00分)から8日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
      広島市中区 206.5ミリ
   東広島市八本松町 205.5ミリ
         竹原 201.5ミリ
      三原市本郷 179.5ミリ
      庄原市高野 171.0ミリ
     北広島町八幡 170.5ミリ
      廿日市津田 163.5ミリ
   安芸太田町内黒山 163.0ミリ
      三次市君田 157.0ミリ
     東広島市志和 149.5ミリ
  
 <雨の予想>
 8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 30ミリ
  北部 30ミリ
 8日12時から9日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 100ミリ
  北部 100ミリ
 その後、9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 50から100ミリ
  北部 50から100ミリ
 その後も降水量は増える見込みです。
 
 <防災事項>
  広島県に土砂災害警戒情報が発表しています。
  土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、落雷、突風
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 
  次の「大雨に関する広島県気象情報」は、8日17時頃に発表する予定です。