大雨と突風及び落雷に関する岡山県気象情報 第10号
令和3年 7月 9日05時43分 岡山地方気象台発表

 岡山県では、9日昼過ぎから局地的に雷を伴って激しい雨の降る所がある見込みです。9日夕方まで土砂災害、河川の増水や低い土地の浸水に十分注意してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。

  梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  このため岡山県では、9日も断続的に雨や雷雨となり、昼過ぎから激しく降る所がある見込みです。
  大雨警報は解除しましたが、降り始めからの総降水量が200ミリを超えた所もあり、降る場所によっては少しの雨でも再び警報を発表するおそれがありますので、土砂災害には十分注意してください。また、河川の増水や低い土地の浸水にも十分注意してください。
  その後も、梅雨前線が本州付近に停滞するため、岡山県では11日にかけて大雨となるおそれがあります。
 
  また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日23時00分)から9日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
    美作市今岡 200.5ミリ
   真庭市上長田 183.0ミリ
       奈義 165.0ミリ
 
 <雨の予想>
 9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 30ミリ
  北部 30ミリ
 9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 60ミリ
  北部 80ミリ
 その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 およそ50ミリ
  北部 およそ50ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水、低い土地の浸水、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する岡山県気象情報」は、9日17時頃に発表する予定です。