大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報 第19号
令和3年 7月 8日22時47分 松江地方気象台発表

 東部と西部では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、9日昼前まで土砂災害に厳重に警戒してください。また西部では、9日明け方まで河川の増水や氾濫に警戒してください。

  梅雨前線が朝鮮半島から本州を通って日本の東へのびています。引き続き前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態が続くため、東部と西部では9日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 
  島根県では、降り始めからの総降水量が300ミリ近くに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害の危険度が高まっています。東部と西部では、土砂災害警戒情報の発表されている地域があります。9日昼前まで土砂災害に厳重に警戒してください。また西部では、9日明け方まで河川の増水や氾濫にも警戒してください。浸水害にも十分注意が必要です。
 
  島根県では大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、島根県では11日頃にかけて大雨となるおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日16時00分)から8日22時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   松江市西津田 298.5ミリ
     出雲空港 292.5ミリ
    飯南町赤名 243.0ミリ
    安来市伯太 236.5ミリ
       川本 230.5ミリ
 
 <雨の予想>
 8日から9日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 40ミリ
  西部 40ミリ
  隠岐 20ミリ
 9日0時から10日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 100ミリ
  西部 100ミリ
  隠岐 50ミリ
 その後、10日0時から11日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 50から100ミリ
  西部 50から100ミリ
  隠岐 およそ50ミリ
 その後も降水量は増える見込みです。
 
 <防災事項>
  土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、竜巻などの激しい突風、落雷
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
 
  次の「大雨と突風及び落雷に関する島根県気象情報」は、9日6時頃に発表する予定です。