大雨と突風及び落雷に関する鳥取県気象情報 第12号
令和3年 7月 9日05時33分 鳥取地方気象台発表
鳥取県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、9日夕方まで土砂災害に厳重に警戒してください。
梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へのびており、ほとんど停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため鳥取県では、9日昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
鳥取県では、土砂災害警戒情報を発表している地域があります。
降り始めからの総降水量が400ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、鳥取県では9日夕方まで土砂災害に厳重に警戒してください。9日夕方まで浸水害、河川の増水にも注意してください。
また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
梅雨前線が本州付近に停滞するため、鳥取県では11日にかけて大雨となるおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(4日18時00分)から9日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
鳥取市鹿野 468.5ミリ
倉吉市大塚 410.0ミリ
大山町大山 383.0ミリ
大山町塩津 368.5ミリ
鳥取市青谷 347.0ミリ
<雨の予想>
9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 30ミリ
中・西部 30ミリ
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 25ミリ
中・西部 25ミリ
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 80ミリ
中・西部 80ミリ
その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 50から100ミリ
中・西部 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害、浸水害、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する鳥取県気象情報」は、9日17時頃に発表する予定です。