大雨に関する鳥取県気象情報 第8号
令和3年 7月 8日11時15分 鳥取地方気象台発表
鳥取県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、8日夜遅くまで土砂災害に厳重に警戒してください。
梅雨前線が朝鮮半島から本州を通って日本の東へのびています。前線上の日本海西部には低気圧があり、日本海を東北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、大気の不安定な状態が続くでしょう。このため鳥取県では、8日夕方まで局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
鳥取県では、土砂災害警戒情報を発表している地域があります。
降り始めからの総降水量が300ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えた所があり、記録的な大雨となっています。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、鳥取県では8日夜遅くまで土砂災害に厳重に警戒してください。浸水害、河川の増水にも注意してください。
その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、鳥取県では10日頃にかけて大雨となるおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(4日18時00分)から8日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
倉吉市大塚 353.5ミリ
大山町塩津 342.0ミリ
鳥取市鹿野 311.5ミリ
鳥取市青谷 311.0ミリ
境港市境 254.5ミリ
<雨の予想>
8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 30ミリ
中・西部 30ミリ
8日12時から9日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 80ミリ
中・西部 80ミリ
その後、9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 50から100ミリ
中・西部 50から100ミリ
その後も降水量は増える見込みです。
<防災事項>
土砂災害、河川の増水、浸水害、落雷、突風
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「大雨に関する鳥取県気象情報」は、8日17時頃に発表する予定です。