大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第8号
令和3年 7月 9日05時35分 福岡管区気象台発表
九州北部地方では、11日にかけて大雨となるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
朝鮮半島にある梅雨前線が対馬海峡を南下し、11日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、九州北部地方では、9日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、11日にかけて大雨となるおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(7日0時00分)から9日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山口県
岩国市羅漢山 243.5ミリ
福岡県
添田町英彦山 54.5ミリ
大分県
日田市椿ヶ鼻 88.0ミリ
長崎県
雲仙岳 83.5ミリ
熊本県
阿蘇市阿蘇乙姫 145.5ミリ
<雨の予想>
9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 40ミリ
福岡県 50ミリ
佐賀県 40ミリ
長崎県 50ミリ
大分県 40ミリ
熊本県 50ミリ
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 120ミリ
福岡県 150ミリ
佐賀県 120ミリ
長崎県 150ミリ
大分県 120ミリ
熊本県 150ミリ
その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 100から150ミリ
福岡県 100から150ミリ
佐賀県 100から150ミリ
長崎県 100から150ミリ
大分県 100から150ミリ
熊本県 100から150ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒してください。
低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、9日16時頃に発表する予定です。