大雨に関する全般気象情報　第１５号
令和３年　７月　７日１６時３４分　気象庁発表

　西日本から東日本の日本海側を中心に、８日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

　［気圧配置など］
　　梅雨前線が朝鮮半島から本州を通って日本の東へのびており、８日にかけて、本州付近に停滞する見込みです。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本の日本海側を中心に前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
　
　［防災事項］
　＜大雨＞
　　中国地方と近畿地方では、発達した雨雲が日本海から次々に流れ込み、非常に激しい雨の降っている所があります。山陰では７日１５時までの１２時間で３００ミリを超える記録的な大雨となっています。
　　引き続き、８日にかけて、西日本から東日本の日本海側を中心に、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
　　８日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
　　　中国地方　　　　　　　２００ミリ
　　　近畿地方　　　　　　　１５０ミリ
　　　九州北部地方　　　　　１２０ミリ
　　　北陸地方、東海地方　　１００ミリ
　　その後、９日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
　　　九州北部地方　　　　　　　　　　　　　　１００から１５０ミリ
　　　中国地方、近畿地方、北陸地方、東海地方　　５０から１００ミリ
　　の見込みです。
　　土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
　
　　その後も１０日頃にかけて本州付近に前線が停滞するため、西日本から東日本の日本海側を中心に、大雨となりやすい状態が続く見込みです。
　
　［補足事項等］
　　今後、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨に関する全般気象情報」は、８日５時頃に発表する予定です。