大雨に関する島根県気象情報 第16号
令和3年 7月 8日06時13分 松江地方気象台発表

 東部と西部では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、8日昼前まで土砂災害に厳重に警戒してください。また、浸水害、河川の増水や氾濫にも警戒してください。

  梅雨前線が朝鮮半島から本州を通って日本の東へのびています。8日は前線上の日本海西部に低気圧が発生し、日本海を東北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態となり、大気の状態が不安定となっています。
  このため西部では、8日朝は局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
 
  島根県では、降り始めからの総降水量が250ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
  これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、東部と西部では、8日昼前まで土砂災害に警戒してください。また、浸水害、河川の増水や氾濫にも警戒してください。土砂災害警戒情報の発表されている地域では、土砂災害に厳重に警戒してください。
 
  その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、島根県では10日頃にかけて大雨となるおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(4日16時00分)から8日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     出雲空港 250.5ミリ
   松江市西津田 244.5ミリ
    松江市鹿島 205.0ミリ
    飯南町赤名 201.5ミリ
       川本 195.0ミリ
 
 <雨の予想>
 8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 30ミリ
  西部 50ミリ
  隠岐 20ミリ
 8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 80ミリ
  西部 80ミリ
  隠岐 50ミリ
 その後、9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  東部 50から100ミリ
  西部 50から100ミリ
  隠岐 およそ50ミリ
 その後も降水量は増える見込みです。
 
 <防災事項>
  土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、落雷、突風
 
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 
  次の「大雨に関する島根県気象情報」は、8日12時頃に発表する予定です。