大雨に関する中国地方気象情報 第13号
令和3年 7月 8日05時42分 広島地方気象台発表
中国地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、8日昼前まで土砂災害に厳重に警戒し、浸水害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
梅雨前線が朝鮮半島から本州を通って日本の東へのびています。8日は前線上の日本海西部に低気圧が発生し、日本海を東北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、大気の不安定な状態が続くでしょう。
このため中国地方では、8日朝まで局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
山陰では、降り始めからの総降水量が300ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。
これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、中国地方では8日昼前まで土砂災害に厳重に警戒し、浸水害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、中国地方では10日頃にかけて大雨となるおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(4日16時00分)から8日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
島根県
出雲空港 250.0ミリ
松江市西津田 244.5ミリ
鳥取県
倉吉市大塚 346.0ミリ
大山町塩津 330.0ミリ
広島県
庄原市高野 151.5ミリ
北広島町八幡 149.0ミリ
岡山県
美作市今岡 183.0ミリ
奈義 153.0ミリ
<雨の予想>
8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 50ミリ
山陰 50ミリ
8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 120ミリ
山陰 80ミリ
その後、9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 50から100ミリ
山陰 50から100ミリ
その後も降水量は増える見込みです。
<防災事項>
土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、落雷、突風
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「大雨に関する中国地方気象情報」は、8日12時頃に発表する予定です。