大雨に関する中国地方気象情報 第11号
令和3年 7月 7日11時17分 広島地方気象台発表
山陰では、7日昼過ぎまで局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。土砂災害や浸水害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
梅雨前線が朝鮮半島から山陰沖に停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発となり、中国地方では大気の状態が不安定となっています。
7日11時の気象レーダー観測では、発達した雨雲が山陰に流れ込み、非常に激しい雨の降っている所があります。引き続き、7日昼過ぎまで局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
また、山陰では、降り始めからの総降水量が200ミリに達し、7月の月降水量の平年値を超えている所があり、記録的な大雨となっています。土砂災害や浸水害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
その後も、本州付近に梅雨前線が停滞するため、中国地方では10日頃にかけて大雨となるおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(4日16時00分)から7日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
島根県
出雲空港 223.0ミリ
松江市西津田 182.0ミリ
鳥取県
大山町塩津 205.5ミリ
倉吉市大塚 205.0ミリ
広島県
庄原市高野 64.0ミリ
庄原市道後山 62.5ミリ
岡山県
鏡野町恩原 113.0ミリ
真庭市上長田 94.0ミリ
<雨の予想>
7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 40ミリ
山陰 50ミリ
8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 40ミリ
山陰 40ミリ
7日12時から8日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 120ミリ
山陰 150ミリ
その後、8日12時から9日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 50から100ミリ
山陰 50から100ミリ
その後も降水量は増える見込みです。
<防災事項>
土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、落雷、突風
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「大雨に関する中国地方気象情報」は、7日17時頃に発表する予定です。