大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報 第7号
令和3年 7月 3日09時17分 長野地方気象台発表
長野県では大雨の峠を越えましたが、中部と南部では、引き続き3日昼前まで土砂災害に注意してください。また、5日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒し、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側に停滞しています。梅雨前線は3日は本州の南岸に停滞し、4日は次第に日本海まで北上し、4日から5日にかけて、前線上の低気圧が日本海を東北東に進む見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、5日にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。
南部では、梅雨前線の影響や日中の気温の上昇により、3日夕方から夜のはじめ頃にかけて、雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。北部や中部でも雷を伴って強い雨の降るところがある見込みです。4日明け方からは梅雨前線の北上に伴い、長野県では広い範囲で強い雨が降り、5日かけて断続的に続くでしょう。
[防災事項]
長野県では大雨の峠を越えましたが、中部と南部では、引き続き3日昼前まで土砂災害に注意してください。また、5日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒してください。落雷や突風にも注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[実況値]
<雨の実況>
降り始め(1日00時から)3日9時までの総降水量(アメダス速報値)
飯田市南信濃 223.5ミリ
阿南 218.5ミリ
阿智村浪合 188.0ミリ
大鹿 176.0ミリ
伊那市杉島 133.0ミリ
[量的予想]
<雨の予想>
3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 20ミリ
中部 20ミリ
南部 30ミリ
の見込みです。
3日12時から4日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50ミリ
中部 60ミリ
南部 70ミリ
その後、4日12時から5日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、50から100ミリの見込みです。
[補足事項]
今後、発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、3日17時頃に発表する予定です。