大雨に関する近畿地方気象情報 第5号
令和3年 7月 3日16時28分 大阪管区気象台発表

 近畿地方では、5日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

  梅雨前線が華中から九州を通って関東地方へのびており、前線は4日にかけて日本海へ北上するでしょう。前線上の低気圧が黄海にあって5日にかけて日本海を北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、5日にかけて西日本では前線の活動の活発な状態が続くでしょう。
  近畿地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。
  近畿地方では大気の不安定な状態が続き、局地的に雷雲が発達する見込みです。
  雨雲が予想より発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(6月30日11時00分)から7月3日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  京都府
    京都市中京区 179.0ミリ
  滋賀県
      近江八幡 119.0ミリ
     甲賀市信楽 113.0ミリ
  大阪府
      河内長野 108.0ミリ
  和歌山県
    古座川町西川 453.0ミリ
   那智勝浦町色川 409.0ミリ
  奈良県
    下北山村佐田 270.5ミリ
    十津川村葛川 259.5ミリ
 
 [雨の予想]
  近畿地方では、5日にかけて断続的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。
  3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   近畿中部 30ミリ
   近畿南部 30ミリ
  4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   近畿中部 30ミリ
   近畿南部 30ミリ
  3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   近畿北部 60ミリ
   近畿中部 80ミリ
   近畿南部 80ミリ
 その後、4日18時から5日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   近畿北部 50から100ミリ
   近畿中部 50から100ミリ
   近畿南部 50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。
  落雷や突風にも注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  次の「大雨に関する近畿地方気象情報」は、4日6時頃に発表する予定です。