大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報 第4号
令和3年 7月 2日16時59分 長野地方気象台発表
南部では、3日朝まで土砂災害に警戒してください。また、長野県では5日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒し、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が西日本から東日本の太平洋側にのびており、南部では、梅雨前線の影響により、3日未明から朝にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。梅雨前線は3日にかけて本州の南岸に停滞し4日には次第に北上し停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、5日にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。
長野県では3日朝にかけて大雨となる所があるでしょう。3日の日中に雨は一旦小康状態となりますが、3日夜から雨は強まり、その後5日にかけて再び大雨となる見込みです。
[防災事項]
南部では、3日朝まで土砂災害に警戒してください。
長野県では5日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[実況値]
<雨の実況>
降り始め(1日00時から)2日16時までの総降水量(アメダス速報値)
阿南 188.5ミリ
飯田市南信濃 175.5ミリ
阿智村浪合 162.5ミリ
大鹿 118.0ミリ
飯田市高羽町 90.5ミリ
[量的予想]
<雨の予想>
3日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 20ミリ
中部 20ミリ
南部 30ミリ
の見込みです。
2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 40ミリ
中部 50ミリ
南部 100ミリ
その後、3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、100から150ミリの見込みです。
[補足事項]
今後、発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、3日6時頃に発表する予定です。